そして線を大切に。

九谷焼絵付師です。主に下絵付けを中心に制作しています。上品で味わい深い下絵の世界を目指して…

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まだまだ途中…

こんにちは〜

絶賛絵付中です〜ー

 

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密に埋めた場所とあっさりした場所を作りたくて描き進めています。

最近は連日の雪で作業効率も下がっていましたが、今日はまだ暖かい!気分あげあげで進んでいます。確か石川県って何気に二月が冬本番なんですよね。ちがったかな。

というか12月も1月もドカ雪があったから信憑性に欠けるけど笑

 

密な部分を集中して描いていると意識がどこかふわふわしてきて色々降りてくるのですが、今回も来ました。

知りたいですか?笑

 

わたしの作品の作り方は九谷焼の分業制(それぞれの工程を分けて仕事する職人がいる制度)を利用してるのですが、いつも、

採掘→粘土→成形→絵付→本焼(→上絵付→電気窯)

だいたいこのような流れになっています。

作品として並ぶときには、絵付けしたわたしの名前しか載らないのですが、色々な職人さんが携わっていて一つの作品を作り上げているんですよね。

考えると改めてすごいし、この環境で仕事出来ているのがすごくありがたいことだなと思うのですが、

だから、毎回、"良い仕事を次に渡して行く"みたいなイメージでいたんです。

それは次の職人さんに引き継いでいくようなものしか持っていなかったのですが、私個人としても同じなんだなと気づいたのが、今回降りてきた気持ちです。

詳しくゆうと、

細かい密な部分は、小さすぎて自分でも何がどうなっているのか分からなくなってしまうことがあるのですが、これを当たりをとって枠取りから中を埋めてさらにダミで仕上げる作業は、一日一日の段取りを決めて少しずつ進めていきます。

この少しずつ進めているという所が、「なんだ!わたし、未来のわたしに託しているやん!」と気づいたのです。

意識がふわふわすると、なんてことない事もすごーく大それた思いのように感じてしまうのです。

 

そうゆうことです。

 

 

お昼食べてまたがんばります!

日々、筆の指の食い込みの激痛に耐えています。ちから入り過ぎ笑

 

それでは〜