そして線を大切に。

九谷焼絵付師です。主に下絵付けを中心に制作しています。上品で味わい深い下絵の世界を目指して…

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絵付ハイになっていました

こんばんは。

ひとり黙々と単純作業の繰り返しをしていると、ついついあちら側の世界に行ってしまいます。

 

ランナーズハイならぬ

絵付ハイ

 

好きでやってるから楽しいのは当たり前なんだけど、辛い繰り返しの作業のなかにいると度々これが起きます。

無心になって、いつもとは違う思考回路になるのか、フッと降りてくることがあります。

今日降りてきたのは、私が前から何となく引っかかっていたこと。

それは、

 

***

「作品を通して何を伝えたいのか」

「どうしてこの作品をつくったのか」

 

作家たる者

・ちゃんと考えて責任を持って最後まで作っている。

・伝えたい意味があるものを制作をしている。

・作品に理由がある。

 

 

じゃあわたしは?

・凡人のわたしには凡人の考えしか出てこない。

・ちゃんと意味とか考えていないかもしれない。

・浅い気がする。

・やりたい事、表現したい事ばかりに気を取られている気がする。

 

 

 

でも。

「理由なんていくらでも後付けすればいい」

いかにも元々そうであったかのように。

 

そんなことを言う人もいます。

 

 

 

***

 

そこで、ここまでの思考をまとめて答えを出すなんて出来ないんだけど、

私、今回の作品にはテーマというかイメージを持って作っています。

展覧会用に作る作品は、じっくりこっとり時間をかけていきますが、それはやっぱり自分と向き合うことになるんですよね。

んで、話に戻りますが降りてきた思考には続きがあって。

 

 

***

 

みんなすごい。

ちゃんと筋が通った制作をしていてすごい。

なんかすごい。

そんなところに着目して表現しようとするとか、やっぱり作家って着眼点が普通の人と違うんやろうな…。

…でも私だって考えてる。

何がみんなと違うの?

みんながすごく見えてるだけ??

隣の芝生をわたしが勝手に青く見てるだけ?

分からん…。

 

分からんけど…、良くない?

人が思いつくようなことやとしても、別に。

特別なことをするから特別なんじゃなくて、普通のことしてるのに特別っての方が考え方としてかっこいいよね?

 

 

って悶々としているあたり、わたしも中々の人なんかもしれんな…。

 

***

 

 

 

 

はい。

ちゃんと作家のようです。

 

絵付作業に無心で夢中になりすぎて肩を痛めちゃいました。終わってから気付くとかほんと集中力ハンパない。

お風呂であったまろ。

 

あ。阪急うめだの展示、今日初日やったけどどんな雰囲気やったんかなぁー。

色々バタバタしたなぁ。今もやけど。

実演道具明日送らなきゃ。段取りつけてから送りたいけど間に合うかな、厳しいなぁ。

はぁ。

ほんとは事前に申請出した人しか実演出来ないって言われて、今回諦めていたんですが、急遽出来るように手配してくれたようで。

ならば急ぎの仕事持って行くしか無いですよね。

やばいんですよ、終わんないやつがあって。いつも追われている気がする…。

お尻たたかれないと出来ない性格なんかもしれんなぁ。

 

 

阪急うめだの展示は9階、会期は1月15日から20日までです!

私は金曜日から行きますよ。20日の片付けして帰ります。

ぜひ遊びに来てくださいね。

 

お祭りみたいに賑わっていると聞いていますので、私も楽しみにしています。

とりあえず明日あと一日こちらで段取りつけて、当日に備えたいと思います。(たぶん実演は土曜日からします)