前回はご指導頂いた通り、タタラ生地から鳥の形を成形しました。しかし全く出来に満足行かず、悔しいので再チャレンジしました。
タタラ生地というものですが、
画像を見れば分かるかと思い、説明を省いていましたが、要は、
板状の粘土のことです。
板状であればタタラとは言いますが、粘土の厚みと密度を一定に保つ為、大体は道具を使って作ります。
タタラ。
タタラ板(たたらいた)と呼ばれる長い板を両脇に重ね、ワイヤー糸で切っていきます。
切る毎に、粘土をぺろんとはがし、タタラ板を両脇一枚づつ抜き、高さを揃えて切っていきます。
タタラ板の厚みを変えることで、生地の厚みが決まりますが、板を重ねて使うものなので(しかも両脇なので二枚で1セットは必要。)最低10枚程度無いと作業が出来ません。
私は7ミリと3ミリを持っていますので、ふたつ合わせて1センチにして取ることも可能ですが、今回も3ミリで取りました。
タタラと紐づくりの成形結果は、
前回は5パターン。
今回も5パターン。
今回の方がマシに作れましたので、勇気を出して、制作した一部を載せます。(まだ柔らかい状態の成形なので荒い仕上がりです。)
<タタラに切れ目をたくさん入れて成形。鳥の羽と曲線美を意識。>
5つ作った内の2つ目の形になります。何となく「鳥……?」と分かるようにざっくりと成形しました。
画像になると平安時代の女性の後ろ姿みたい。。
うーん。。
難しい…
というか、切れ目があると後々亀裂に繋がりそうな気がしてきました。
き、危険だ…
粘土の扱いはど素人過ぎて、頭悪い作り方かもしれません。恥ずかしい。
んー。
めげずに、もう一つ。
<タタラをのり巻きのように巻き成形。羽毛を荒々しく表現。>
今回制作した、最後の5つ目です。鷹や鷲のような男らしい鳥をイメージして作りました。出来るだけ簡略化して強調する為に、頭部を平らにしてみました。目を作るとリアルっぽくなりました。私は割と好きです。
が、しかし。
ここにも問題が。
男らしい荒々しさを表現した割には、小さい!笑
焼物は必ず焼縮むのが性ですから、手のひらサイズの、可愛らしい鳥さんになる予感しかありません!
まぁでも、
成形自体は苦しみ悶えながらも楽しめたので、また一から作る気はまだまだあります。
この自信は一体どこから来るのか、自分でもよく分かりませんが
改善することは、可能な気がするからです。
まだ出来ることはあるはず。
自分が諦めない限りは、きっと良くなると思うのです。
というか、
素直に楽しいのです。
ですから、
良いものを良いと感じることが出来る日まで、
しつこく追い求めようと思います。