そして線を大切に。

九谷焼絵付師です。主に下絵付けを中心に制作しています。上品で味わい深い下絵の世界を目指して…

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会場セッティングのはなし。

こんにちは、シタエッティです。

 

今日は、会場セッティングのお話です。

ものを展示し、お客様を迎えるまでの考え方を私なりにまとめたいと思います。

今まで私が仕入れてきたのは、ほんのごく一部だと思いますが、現段階の自分の覚書として書き残しておこうと思います。

 

 

 

 

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まず展示会場の作り方として、作家自ら初めて自分でやるとすれば、強いイメージを持っているか、何かの術を知らない限り、誰しも困惑するかと思います。

会場の大きさや雰囲気など、それぞれ違いますし、どれをメインで持っていきたいかも個々であるはずだからです。

販売するのか、しないのかの差はあれど、”見る人を満足させて帰らせたい” ということは、きっと絶対の共通ポイントだと思います。

ただ淡々と並べることも、展示方法としてあるにはあるでしょうが、より魅力的に見せ、会場の空間を思う存分使うやり方の方が、よっぽど面白いでしょうし、心に残る展示になると思います。

また、しっかり準備して迎えることは、自分の内側も整いますし、来て下さったお客様に敬意を払えるのではないかと考えます。

 

 

さて、そこで一つ知っていると役に立ち、応用出来そうな展示方法の考え方を学びましたので、書き記して行こうと思います。

 

 

「遠・中・近」

の考え方。

 

・遠       遠くから眺めて、あれは何だ?と思い、

・中       他にも何かあるぞ と興味を惹き、

・近       もっと近くで良く見て見よう と吟味する。

 

初めて聞いた時、何と当たり前な。と思いましたが、これを踏まえてレイアウトを考えれば、まさに人間の心理を上手く突いた、見やすい展示になるのではないでしょうか。

 

まとめると、

・遠くからでも見えるように背の高いものを用意したり、飾るものがあるなら壁を使っても良い。

・色や形がユニークなものは遠くからでも目立つ為、あるとメリハリがつく。

・少し近づいてきた時に、バリエーション豊かなものが揃っていると見応えが出る為、アイテムはいくつかあると良い。

・もう少し近づいて詳しく見てみたいと思わせる為に、確かな技術を身につけていると尚良し。

 

 

他で言うと、会場の出入口が同じの場合、自分の一番見て欲しいもの(メイン)は、そことは対称の一番奥の場所に配置するのが良いそうです。

これも、人間の心理を突いているやり方なのかもしれません。

 

無知な状態でやるには、こういう道しるべがあると動きやすいと思います。

 

 

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自信を持って会場作りをするのなら、何でも経験を重ねることが大切だと思います。

大切だとは思いますが、経験がある無いを一旦置いておいて、このような作為をせずに展示する方法も最近になって知りました。

 

これは、また明日まとめたいと思います。

 

 

三連休の真ん中、日曜日。何故かウキウキするのは私だけでしょうか。

素敵な一日をお過ごし下さい(^^)/