ようやくまとめられましたが、結構長くなってしまいましたので、ゆるゆると読んでいただけたら嬉しいです。
それでは、どうぞ。
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企画ランチ会が行われる当日。
朝から大急ぎで準備し、会場へと向かいました。
行く途中、焦る私の気持ちを逆なでするかのような、異様な混みようで(普段の朝のラッシュとは違い、結局玉突き事故での渋滞でした。)遅刻決定でした。
もはや、出だしから「あかんやん…」と思いながら会場入りすると、私の到着が一番最後だったようで、既に場所が決められていました。私は、会場入口からずっと離れた一番奥でした。
(後々、私より遅れて来た方はいましたが、急遽参加することになったらしく、前回も一緒だった作家さんでした。その方の展示場所は、会場入口の一番手前でした。)
遅れてしまったことで内心、「またやっちまった…」と思いながら梱包を解きセッティングし始めていると、先に来ていた仲間に声をかけられました。見ると先週搬入していた私の作品で、同じ箱に一緒になって混じっていたとのことでした。しかも、次々と渡され、全てのアイテムが返却されてきたことに気付かされます。
「ありゃりゃ〜…」
つまり、私の作品はお料理を盛られる器には一つも選ばれなかったということ。
「…まぁしょうがないよね」
始まってもいないけど、今回も惨敗かな〜と確信していました。まぁしかし、実際どうだったのかは、これからお話しようと思います。
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まず前回の反省点を活かし、今回からは次のことが決められ実行されました。
・作家は名札を付ける
・作家紹介の時間を設ける
・作家は固まらずバラバラの席に座る
バラバラに座ることは、自分が展示した目の前のテーブルに座ることですんなり解決しました。
今までの話の流れで、詳しく図にするとこんな感じです。
ホテルの最上階のレストランで全面ガラス張りな為、開放感があり気持ちの良い空間でした。
前回同様、作家の器に盛るのはディスプレイ用のものだけで、会場の一角にセッティングされていました。
ディスプレイの写真がありますので、載せておきますね。
こんな感じです。
作家ものと、ホテルのものとの組み合わせかと思います。
打ち合わせを少しだけすると、間も無くお客様が続々といらっしゃいました。今回の参加人数は作家含め、約50名でした。
私は一番奥でしたから、自分の所まで戻り、会が始まるまでお客様に作品を見てもらっていました。
夫婦で来られた女性の方が、染付が大好きだとおっしゃり、良く見てくださいました。一つ欲しいと、平盃を手にとります。
私は信じられず、思わず「お買い上げでよろしいですか?」と聞いてしまった程です。
しかし、まだ会計が整っておらず、お帰りの際になることを伝え、その品物はお取り置きになりました。
とりあえず、とにかく嬉しかったのと安心したのとで心がほんわかしていました。
会が始まると、まずはフレンチの料理長の実演が行われました。説明しながら、今回出される二品を作り上げていました。
手元には、レシピ表もありましたので、心ここにあらずになりながらも一応フムフムと聞いて楽しんでいました。
お隣の席の方が前回も隣に座った方で、時折談笑しながらランチを楽しみました。
ですが、長いテーブルなこともあり、隣の隣、斜め向かいやその横の方達とは中々お話出来ませんでした。話せるテリトリーが狭かったです。反省。
そして、デザートの時になって、ついに作家紹介の時間となりました。今回参加した作家は、私を含め七名でしたが、一番目の作家が自分の言葉で自らアピールした為、打ち合わせしていたインタビュー形式にはならず、右へ倣えでそれに続くかたちとなりました。
私の番が来て、緊張していたので上手には言えませんでしたが、抜粋すると、、
「私は染付をしています。九谷焼と言うと、五彩(赤、緑、紺青、紫、黄)の色絵が多いですが、私は染付です。話すのが得意ではないので、是非モノを見に来て下さい。私の作品は一番端っこに展示してあります。よろしくお願いします。」
こんなような事を言いました。
はい、染付推しです。笑
あとは、最近ダミ無しの作品も手掛け始めていて、細い筆一本で描き上げていることも話しました。それも、並んでいます。と。
今回のメンバーは作風がバラバラでかぶりませんでしたから、余計にアピールの仕方は自由に作家に委ねられていたことは良かったのかもしれません。
会の最後には、前回とは違い各展示スペースにお客様が賑わっていて、私はお客様との距離が縮まったような感覚でいました。
そこでまた、先ほど取り置きされたお客様が、再び私の作品二点を追加で購入され、素敵な着物をお召しになった別のお客様も小皿を一点お買い求め頂きました。
出だしから場所から悪いと、端から期待していなかっただけに予想外な現実が素直に嬉しく感じました。
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今後リピーターのお客様に、作品と顔とを覚えて頂き、ひょんな所で会っても気さくに声をかけてもらえるようになると、こういった会に参加することはとても意義があると思いました。
来月は中華と聞いています。今はもう、参加したい作家は多くいるようですが、優先的に私たちを(第1回目や2回目に参加した作家を)出してもらえるようです。
別件の納期の関係で、個人的に切羽詰まりそうな来月なのですが、出来ればまた続けて参加したいと思っています。
反省点は色々出てきましたが、また徐々に改善しながら会を存続していくことと思います。
顔つなぎがメインと言われていますが、次回もものが売れて、せめてランチ代が出てくれることを祈ります。いや、ほんと切実に。笑
ふぅ。
まだちょっこし痛い…薬飲もう。
それでは、また。