そして線を大切に。

九谷焼絵付師です。主に下絵付けを中心に制作しています。上品で味わい深い下絵の世界を目指して…

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今年初の

こんにちは。

シタエッティです。

 

数少ない読者の方、のんびり更新の私をお許しください。(いや、たまにの方がちょうどよいでしょうか笑)

 

今日は今年入って初の搬入でした。

毎月一回のランチ会に参加する作家が事前に作品を搬入するのですが、今回は私含め3人のようでした。

再来週に控えており、これから増えるのかこのまま3人なのか分かりませんが、もしこのままであれば会場が広いのでたくさん展示作品を並べなくてはいけないかもしれない、とのことでした。

事前に持って行くのは、当日、その日出されるメニューを一人前だけ盛り付けてお見せする用の器です。

基本的に販売不可になると聞いていますので、私は売り物にしていない、普段自宅で使っているものを選んでいます。今日も食器棚に入っている器を新聞紙に包んで三点持って行きました。

その時の料理長が料理に合わせて選ぶので、誰のがどれだけ使われるのか分かりません。

今回の1月は、洋食です。

前の洋食のときはひとつも使われませんでしたから、色絵作品も混ぜて持って行くことにしました。

今はほとんど染付しか作りませんが、過去作には色絵オンリーの物もあります。(ここでいう色絵とは、九谷焼らしい色が沢山入ったものです。九谷五彩で仕上げています。)

 

 

料理長に渡し終えたあと、今後に向けてのワクワクする話も聞くことが出来ました。

会を立ち上げる時からどうする、どうすると言っていた話です。

"作家が、この会の為だけに器を作り、ホテル側が実際にお客様に盛り付けて提供する"

というもの。

お互いのリスクがある為に流れていた話なのですが、どういった形で実現するかは分からないものの、やっぱりそれをやってこその「器と料理を楽しむ会」なのではないかと思うのです。

しかもそれがお持ち帰り出来るとなれば、尚良いのではないか、と。

まだ何も始まってはいませんが、

和洋中とローテーションで回っていくランチ会ですから、3ヶ月もあれば準備して各々が納品出来るのではないか、と。

 

淡々と毎月あるより、こういった作家発信型の魅せ方が単発でも実現すれば、よっぽど刺激的で魅力ある会になるのではないのでしょうか。

長く続けていくためにも、色々試行錯誤しながら作家もホテル側も楽しむことが必要なはずだ。と、思わずにはいられません。

 

楽しんでいるとお客様もつられて楽しくなる。

より満足する。

 

 

 

そんな風に考えているとワクワクが止まらないのです。

 

***

ふぅ。

今日は作業場に籠っての仕事は出来ませんでしたが、有意義な一日でした。

 

ほとんど成果も出せていない、ただ投資しているだけのようなランチ会の参加を続けていますが、何となく息抜きにもなるし飽きて嫌になるまで居座ろうと思います。

お近くの方は是非遊びに来てくださいね。待っています。

Facebook「金沢   器と料理を楽しむ会」で参加受付しております。のぞいてみて下さい。

 

それでは、また。