そして線を大切に。

九谷焼絵付師です。主に下絵付けを中心に制作しています。上品で味わい深い下絵の世界を目指して…

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ロクロ線を失敗して直していたものが焼きあがりました。

こんばんは、シタエッティです。

 

9月に入りましたが、だいぶ涼しいですね。私は早々と長袖を着ていました。涼しい季節、大好きです(^^)

 

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さて、お題の通り、

先日のコレが、f:id:shitaetty:20170902234535j:image

 

こんな風に焼きあがりました。f:id:shitaetty:20170902234604j:image少し高台に釉だまりっぽい雰囲気があり、滲み感が出ています。

よく見ると、ぼや〜っとなっているのです。私は好きですよ。滲み。

失敗した箇所も、どこだったか自分でも分かりません。直して良かったと思います。

 

キンキンに焼けた磁器は、艶があります。

焼けたばかりのものはとにかく上品で、生地から醸し出して来る魅力がたまりません。

叩けば金属音がするほど、固く焼き上がる磁器ですが、私は何故だかとろみ感も感じます。

 

分かりますかね?

実物は、すごく柔らかい雰囲気です。

 

 

たぶん、染付だからってことではないと思います。磁器ならではなのだと思います。

 

もし、直接見る機会があれば、売場で見て感じて欲しい部分でもあります。

きっと伝わると思います。

 

 

全て人の手仕事で仕上げられた温かみも上乗せされ、より柔らかさを感じさせるはずです。

 

 

 

このあと作業が残っているのですが、眠たくて眠たくて。作業を残したまま寝てしまおうかとも思ってきました。

 

私の苦手な作業…。あー逃げたい。

 

 

 

逃げられない…。

 

 

 

逃げたい。笑