ここ最近、陶芸の話が多いですが、、
今日もさせて頂こうと思います。
とても地味な作業のお話です。
でも、これをして取り組めば、狂い無く仕上げることが出来ます。
しかも今それを、ちょうどやり始めたところなので、後半に写真を貼り付けたいと思っています。
それでは、どうぞ。
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場合によりますが、小紋を綺麗に見せたい時、割線を下書きの際に入れておきます。
例えば、口径から全体を6分割や8分割してしまえば、もう既に小紋は綺麗に収まります。
その線からはみ出さないように枠の中に入れていけば良いのですから、仕事は悩まず簡単です。
鉛筆であたりをつけていく時は、それが狂っていては元も子もないので慎重にしなければならず、多少時間はかかります。
少しのズレは、後々大きなズレを招く可能性があります。
歪みのない緊張感のある雰囲気で仕上げたいのなら、面倒だからと割線の段階で適当にやっていてはあたりの意味が無く、上手くいかないのです。
そして、こうした地道な作業が最後の最後でいつも私を助けてくれます。
”小紋だけで魅せる”ということに重点を置くと、連続した繋がりを切らさないようにした方が、見て気持ちの良い作品になると私は感じています。
小紋の仕事は正直、私にとって悩まずさくさく描けるので楽だし、逃げの仕事の様な気もしています。しかし唯一、画面全てを線のみで埋め尽くして魅せるものでもある為、思いっ切り描ける嬉しさがあります。
ちまちまと鉛筆であたりをつけている時からウキウキワクワクで、描き始める前から楽しみなのです。大好きなのです。
まだまだ途中ですが、ぐるっと一周して格子状の割線を引いていきます。
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完成!
湾曲している為、定規は使わずにフリーハンドです。
さあ、もう少し進めよう。
他にも小紋埋めのやつ作ろうかな…。
仕事に戻ります。
それでは、また。