そして線を大切に。

九谷焼絵付師です。主に下絵付けを中心に制作しています。上品で味わい深い下絵の世界を目指して…

a line

尊敬と嫉妬はイコールでは無い?

上絵付け(色絵)はすごいなぁと

本当に尊敬の気持ちがあるのですが、

少し分からないことがあります。

 

 

それは、

負けず嫌いな私のはずなのに

 

その凄さを目の当たりにしても、

ちっとも悔しくないということです。

 

 

何故なのだろう。

 

 

 

何でも張り合いたがる私のはずなのですが、

不思議です。

 

 

 

 

ただ素直に

 

上手いなぁ。とか

面白いなぁ。とか

綺麗だなぁ。と思うのです。

 

 

そこには黒い気持ちが全く出てきません。

 

私が出来ないことに関してになるからか、

同じ焼物の同業者なのに

どこか他人事のような気がしてしまいます。

 

 

めっそうもございません!

いや〜〜さすがです!

すごいなぁ〜〜!

 

という感覚なのです。

(…。なんか、文字にすると馬鹿にしてるように見えてしまいましたが、決っして違いますよ。)

 

 

 

もしかして

 

私のやりたい事では無い為、

嫉妬の心が湧かないのでしょうか。

 

 

 

 

 

あっ。気づいてしまいました。

 

というか忘れていました。

 

 

私にとって大事にしているのが、色よりも

 

 

ーー 線 ーー

 

だからだ。

 

 

きっとこの概念がある為に、他の優れた色絵の作家さんに嫉妬心が芽生えないのだと思います。

 

 

じゃあ私は一体誰に嫉妬するのだろう。

 

やっぱり染付をしてる人になるのかなぁ。。

でも色々ジャンルがあるからなぁ。

 

自分に必死過ぎて周りが見えていないかもしれません。

 

あと、

尊敬と嫉妬ってともすれば対でもあるのかと思っていましたが、

そうではないこともある ?

 

 

 

う〜ん…。

上手くまとめられなかったですが、また一つ少しの気付きはあったので自分の中で良しとします。

 

いつか、黒い気持ちに気付けたらこちらで報告しますね。

(でも消化しきれず、自分の中に留めるかもしれませんが。笑)

 

まぁ、いつか笑えるネタになるはずですよね。

 

 

それでは、また。