そして線を大切に。

九谷焼絵付師です。主に下絵付けを中心に制作しています。上品で味わい深い下絵の世界を目指して…

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やっぱりこの仕事がすき

こんにちは。

個展が終わってから少し普段の感じに戻りつつあるところです。

言葉の表現がフワッとしていますが、何となくやっぱり展示会中は慌ただしい日々で気持ちが休まらなかったせいだと思います。

工房でちょっと遅めのお昼ごはん。久しぶりにちゃんとごはんと味噌汁。

あったかい。

 

11月に入って朝晩だいぶ寒いですが、日中もお日様が照っていないところは同じく寒いですね。朝から電気料金値上げのニュース見てましたが、寒さに我慢出来ず暖房つけました。

描くことに集中したいので、夏も冬も頼っています。

絵具の乾燥だけ気をつけて、濃度を調整しながら描いていきますが、新作を作るときは悩んでることが多いので時折もたついてしまいます。

先週やわやわと絵付の仕事をし出して、途中お礼状書いたりとかもしていて、今日はまた絵付の仕事。

"1日休んだら一週間分腕が鈍る"

いや、そうなのかもしれないけど休まないと死んじゃう。

インプットとアウトプットのバランスが崩れるのは辛い。

人それぞれベストバランスあるんだろうけど、わたしは今現在はまあまあ良き。ちょっと前まで出す事が多くて辛い時期があったので、そこから比べたら大丈夫です。

忙しいときって周りが見えなくて、期日があると予定通り進めていきたいから進めるけど、心が疲れちゃう。

先日工芸会の研修に参加してきたのですが、とっても有意義な時間で、幸せを感じました。

自分で何かを生み出すってエネルギーが必要ですね。

例えすぐにはものにならなくても、経験してきたことって自分の肥やしになるし、引き出しにいれて保管出来るから必ずどこかで使える。きっと良いタイミングで「あ、あの時の…」ってなる。

やっぱりわたしはこの仕事がすき。

楽しいよ。

絵付してる時が一番落ち着く。心が安定する。

完成形が見えたら、ただひたすら描く。

時々悩む。立ち止まっても、また進む。

 

 

さて、また仕事に戻ります。

青い座布団がわたしの帰りを待ってるはず。