ボンボニエールって何かご存知ですか?
私はこの業界に入るまで知りませんでした。修行していた陶房に居た時代に、高級アイテムの部類として何度か登場していました。
西洋的なイメージですが、日本語にすると「金平糖入れ」らしいです。
蓋物で、香合よりもサイズが大きい為、その場にあるだけで華やかな存在感があるかなと思います。
実際に使う人がいるのかは謎ですが、私はこのアイテム…好きです。
もうすぐ始まる金沢での展示会にボンボニエールを出品予定なのですが、実は追加で制作した数点が仕上がっておりません。
というのも、私が出来る事は終わったのですが作品をとある職人さんに渡していて、最後の仕上げを待っている状態なのです。
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どうしても焼物だと蓋を閉じる部分は釉薬をのせられず焼き締めた白いマットな質感が残ります。この見た目が気になって色絵を入れようか金を入れようか悩んでいましたが、勉強会のときに相談すると意外なアドバイスを頂きました。
『焼かずに仕上げる方法、漆をまく。』
→下になる(蓋ではなく身の方の)合わせ目にだけ本漆を塗ってもらうこと。
音の軽減にもなるし、加工するのも片側だけで十分だと言うこと。
目から鱗でした。
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そんなこんながあり、今までやったことない異素材コラボ作品を目指し、漆作家さんにお任せしようと思いました。
本来ならもっと早く渡さなくてはいけないのに、私の段取りが悪くチンタラしていたせいで迷惑をかけています。急ぎの一週間で加工をお願いしています。
作品搬入日は22日。12:00から。
私が22日の午前中までに仕上げて欲しいと鬼のような無理を言ったのにもかかわらず、分かりました出来る限り頑張ります。と依頼を引き受けて下さいました。
前回もお願いしていて、すごく綺麗だったので(…申し訳ないなと思いながらも…)信頼して楽しみに待っています。
〜〜 制作過程 〜〜
削り加工(生)
素焼後、染付線描き
線描き悩み中
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完成品は写真撮りが間に合っておらずありませんが、先に2点制作し、追加で3点作ったので計5点を会場にてご覧いただけます。
謎に欲張り過ぎてしんどかったですが、どれも楽しく制作出来ました。
DM写真
在廊もありますが文章作るのにちょっこし疲れたので次の記事に載せますね。
お腹すいて眠たいです〜。
それではまたーー。