そして線を大切に。

九谷焼絵付師です。主に下絵付けを中心に制作しています。上品で味わい深い下絵の世界を目指して…

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徹夜で

急ぎの仕事があって、どうしても今!です。

 

 

f:id:shitaetty:20180321032233j:image焼けたよ。

ミニ鳥さんの蓋物。

 

 

白くアルミナ粉がついてガリガリになった所を、グラインダーで削っています。

f:id:shitaetty:20180321032546j:image轆轤師さんが貸してくれました。そんなに高くないらしいので、いつか私も手に入れたいです。グラインダー。

 

撥水剤の塗る部分をギリギリにした為、狭かったようで色んなところがアルミナ粉だらけです。

しかも、削りならす作業自体慣れていないので、だいぶ時間がかかっています。
今回も納得行くまで丁寧に丁寧に仕上げます。

 

蓋物のような合わせ物の場合、必ずアルミナ粉を使います。役割は、くっ付かないようにすることです。

合わせた状態で焼くので、釉薬は掛けず、剥がれやすいようにひと手間をかけておくのです。が…

格好良さを求めて、撥水する部分を最小限度に抑えたらほぼ全部アルミナ粉だらけです。。

ザラザラを取って焼き直しても、アルミナの白さは取れない場合が多いと説明を受けました。

 

もう一度。見えますかね〜?

f:id:shitaetty:20180321035125j:image境目が白くなっています。

私の知識と技術不足です。勉強になりました。

 

見たり聞いたりしていても、ちゃんと自分で経験しないと理解出来ないみたいです。。

 

つぎはもっと考えて作ります。(自作はあまりしないから、また忘れてしまいそうだけど…。)

 

がんばる。

 

 

 

 

これが終わったらスプーンのアルミナも取って、そこから別の上絵付をしようと思います。

 

赤絵と金彩。

 

 

 

がんばる。