こんにちは、シタエッティです。
私にとって、絵付けをしている時が一番幸せで一番好きな仕事ですが、やってみると案外好きだった仕事があることに気づきました。
型起こしです。(使用後のやつですみません…汚い…)
石膏型を使って生地を起こしていく方法です。上の巾着には片栗粉が中に入っています。
だいぶ前に作った型なのですが、しっかり使えます。
使い方は、
適量の粘土を細く伸ばし型に収めます。あ、その前に大事な片栗粉を振ってから粘土を詰めます!写真が無いので伝わるか分かりませんが、ガーゼ越しに出る細かい片栗粉が型に膜をはります。粘土を型から外し易くする為です。
詰めています。
少し型を叩くとパコっと浮きます。
取れました。
少し乾燥させたら、バリを取ります。私はカッターを使いました。
あとは持ち手の厚みや丸みの調整もします。挟み込みの型ならば要らない仕事ですが、片側しか無いので仕上げはちまちまとした手作業です。
並びました。
とりあえず荒削りなので、もうちょっと滑らかにしてから素焼きになります。
型を使っていても、とにかく私の手の中で大事大事にされて仕上げられていく為、何となく同じの形にしかなりません。
でもあえての事。
一つとして同じものは無いのは既製品とは違う柔らかさが出るし、愛着が湧いてきます。
段々と形が出来ていく喜び。
どうやら好きみたいです。
手の感覚と目の感覚で自分が求める形を目指す。
時間も気にしながらですが、一個一個に集中して行くこの地味な仕事、結構はまります。
隙間時間を有効に使いたくて(鳥さんの蓋はじっくりと制作中です)型起こししていますが、思わぬワクワクを発見しました。
楽しいなぁ。
今日はこれからちょっとお出かけです。
行ってまいります。
それでは、また。