こんにちは、シタエッティです。
昨日の記事にチラッと出てきた21世紀美術館ですが、この中の、ある常設展示作品のことが浮かび頭から離れないので、今日はこちらをお話していきたいと思います。
常設展示作品『タレルの部屋』
の、お話です。
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『タレルの部屋』
これは私が、金沢21世紀美術館の中で最も大好きな、常設作品なのですが、もしかして入ったことはあっても作品名を知らない方も多くいらっしゃるかもしれません。
行けば必ず見れる、無料の展示物であることから、美術館が出来たばかりの頃から好きでよく足を運んでいました。(当時の私は、金沢市内の高校に通っていましたので、帰りに制服姿のままでこちらに寄っては、ボーッと過ごしたことを思い出します。)
何が好きって、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、『タレルの部屋』は部屋ではありません。
もはや、外です。
空間という感じ?
ドアを開けて入るとそこには、重厚な壁に沿ってびっちりベンチがある四角い空間が広がっています。しかも天井が真四角に切り取られ、余分なものが何も見えず、ただリアルな空が見えるだけです。
金沢の空。
移りゆく空。
無機質なモルタルやタイルの構造のはずなのに、
外の自然な明かりが直に入ってくる為か、どこか不思議と穏やかな空間なのです。
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画像を載せようと思い探していたら、公式ホームページに画像が無く、、
代わりにこんな風に書いてありました。
作品解説よりも、まず気になってしまったのは、いつの間に題名が変わっていたのでしょう。笑
ブルー・プラネット・スカイ…知らなかったです。。
どちらでも良いのかな?
『タレルの部屋』というのも、ここ(21美)だけにあるものでは無いようですしね。
ジェームズ・タレルが手掛けたから
通称『タレルの部屋』なのかも知れませんね。
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好きな人は多分ずっと、座っていられる空間です。
雨の日は、
雨で濡れた床が鏡のようになり、
雪の日は、
しんしんと雪が降り積もる。
光そのものだけでは無く、その自然現象でさえも、安全に囲まれた空間でじっくりと感じることが出来るのです。
肌で感じる、
・暑い
・寒い
・ジメッとしている
・カラッとしている
・ムワッとしている
・無(適温)
いろいろあると思いますが、私の場合、
余計な情報を全て遮断すると、今に集中していることに気付かされます。
自分のリセットと、同時にエネルギーをチャージ出来るような、そんな感覚に近いです。
書いていて気付いてしまいましたが、
『タレルの部屋』って
思いっきり、現代アート。ですね…笑
私の大の苦手な分野の。笑
でも、本当によく言われるように、
現代アートを楽しむというのは、
難しいことは何も考えず、ただ感じるだけで良いのですね。
感じ方に正解も不正解も無く、
訴えかけてくるそれに、
人それぞれの真ん中にある心が反応するだけ。
ただ、それだけ。
今まで納得出来なかったけど、きっと本当に
ただ、それだけ。
なのですね。