モノ。
モノは、いつだって人が生み出す。
人。
作り手は創造することを止めない。
モノに命が吹き込まれ、温かみや人間味が加わることで人は魅了される。
今は、量より質が問われている。
さらにそれが強調されなければ、
手技は衰退の一途を辿る厳しい世界。
途絶えないようにする為には、
発信し続けなければならない。
もし、
伝えることを放棄すれば、
大切な何かを無くすだけでなく、
モノと人を愛おしむことも投げ出してしまうに等しい。
心の琴線に触れる。
感情を揺さぶられる。
強く感銘を受ける。
モノと人は相互している。
しかしそれだけでは感動は与えられない。
そこには必ず、”空間”がある。
モノと人と空間。
空間は、言わば生み出された風土や場所の空気感。
モノと人だけではなく、
そこに空間が無ければ成り立たない。
モノと人と空間を繋いでいるもの。それは、
愛なのでは無いか。
愛。
モノは愛情をかけて生まれ、
人は愛を持ってそれを求める。
私は、その空間を繋ぎ止める大切なものが、
愛なのだと信じる。