そして線を大切に。

九谷焼絵付師です。主に下絵付けを中心に制作しています。上品で味わい深い下絵の世界を目指して…

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ものと空間を結ぶ魅せ方

前回の話の続きになりますが、
作為を全く考えないオリジナルな展示方法もあることを最近知りました。

それはやっぱり、自分の内側に寄り添うことから始まります。

 

 

何故この作品を手掛けたのか。


空間で作品全体を捉える。

最も美しく見せる方法を、模索する。

 

どうすれば、一番ものが映えるか。

魅力を伝えることが出来るか。


その答えを知っているのは自分だけ。

ものと向き合い、考えることから逃げない。

 


考えることを放棄せずに、ものと対峙することで、ものと空間とを結ぶ、魅せ方が見えてくるのだそうです。


そして、余計な説明はいらないと言います。

 

 


ここまで行くとかなりアートな世界になりそうですが、頭に入れて置きたい考え方だなと思っています。


どんなに魅力的な作品も、魅せ方一つで良くも悪くもなると言います。

作品を作ったらそこで終わりにせず、最後の最後までこだわりを持ったものづくりをすることが、理想なのだと思います。

 

今の私はどうなのかと言えば、まだまだ甘く考えも浅いです。

制作を楽しむことに必死過ぎて、その先の責任を果たしていない気がしているからです。

 

しかし、過去の自分では気付けなかったことを気付けるようになったのなら、もしかしたら常に日々良くなっているのかもしれません。

 

 

 

 

最近テレビで、海外のデザイナーがこう言っていました。


「今が一番いい。」

 


子ども向けの番組だったのですが、この一文を色んな素材に写し取って表現するデザイナーの様でした。ゼリーを使った作品もありましたが、(崩れそうなプルプル感が)今という儚さも伝えようとしているのかなとも思いました。

ふと言葉を受け取る時は、何でも構わず心にすうっと入って来ます。現状は変わらないのに、気持ちは豊かになりました。

 

「今が一番いい。」

どんなに苦しい状況だとしても、”より良い方に動いている”という考えだそうです。

 

 

…話が飛びました、、

でも、会場セッティングの話をまとめようとしていましたが、これだけで考えるのでは視野が広がらないみたいです。

やはり、空間ありきで一貫した流れのもと制作をすることが大切なのかもしれません。

 

センスの問題や、上手い下手は誰かが評価することであって、作り手としては自分を諦めずに邁進あるのみなのだと、今日書いていて改めて思いました。

 

 

 

整理されてない乱文になってしまい、申し訳ありませんでした。文章で伝えるのは難しいですね。

 

それでは、また。