そして線を大切に。

九谷焼絵付師です。主に下絵付けを中心に制作しています。上品で味わい深い下絵の世界を目指して…

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新しい感覚に触れる

「非日常を演出するものは、非日常でしか発想し得ない。」

 

「緊張感の中で生まれたアイディアは、研ぎ澄まされている。」

 

 

私は、

いかにも直感で生きることを

美学としてしまっていますが、

 

 

考えて考えて考えて…

 

 

考えた先にあるものもある。

 

 

 

ということを体感で今日知りました。

知ったというのも、この前からやり始めたタタラからの生地作りをきっかけに少しは感じていたのですが、

今日ある先生の工房にお邪魔させて頂いて、顕著に分かりました。

 

 

ものと向き合うことから、

 

私がいかに逃げて来たかと思い知らされました。

 

 

 

 

 

直感だけでは限界があるのかもしれません。

 

 

 

良いものを沢山見ることも

自分の引き出しを増やすのは分かっていて、

 

でも色々言い訳を並べて見ようとしないのは、

見たくなかったからなのでしょうね。

 

 

見ると答えが出ている気がしてしまうから。

 

 

何を格好つけているんでしょうね。

 

直感で出て来るものなんて、

せいぜい自分が今までやって来た/見て来たことでしかないのに。

 

 

大した引き出しも持っていないくせに、その中でやろうとしても幅が狭いのに。

 

 

 

私、もうちょっと考えることもしてみようと思います。

 

 

 

今日は新しい感覚に触れることが出来た、
素敵な一日になりました。

 

 

先生は ”言われた通りにはしない” が、

モットーという印象を受けましたが、

 

私は ”言われた通り、素直に取り入れる” が、

今のところ心地良いです。

これも自分ですよね。

 

 

やり方を変えたら

上手く行くのか行かないのか

 

どんな答えが待っているのか分からないですが、

 

 

 

 

後退することは必ず無いと思うから。

 

 

 

 

しかも、

「何でもいい。何してもいい。」ということも、

 

どうやら紛れも無い真実のようだから。