そして線を大切に。

九谷焼絵付師です。主に下絵付けを中心に制作しています。上品で味わい深い下絵の世界を目指して…

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自己満足って…

よく人は、

 

 

 

「それは、自己満足に過ぎない。」

 

 

 

と言って、批判してきたりします。

 

 

実は私も最近言われました。

 

 

 

 

 

本人は批判する気が無くても、こちらとしては批判された気になってしまいます。

 

 

ナイフのように

グサッと刺さるのです。

 

受け取り方の問題と言えばそうなのでしょうが、この言葉以降に発せられるのは、きっと前向きな意見は望めないと感じるのは、私だけでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

そんなに自己満足ってしたらダメなのでしょうか。

 

 

 

自己満足だけしていても意味が無いのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

「あなたは何がしたいの」

「それって自己満足に過ぎませんか。」

 

 

こう言って、私を追い立てて来ます。

 

 

 

 

 

 

「あなたの作品を通して、見る人に何を伝えたいですか。」

 

 

 

 

この問いかけに、上手く答えられなかった私。

 

その後に、あの一言を放たれたのです。

 

 

 

 

心に残った為、必死になって業界の人に同じ質問をして考えを聞いてみたり、自分なりに答えを探しました。

 

それでも相手が納得するような答えを見つけることは出来ませんでした。

 

 

 

私は描きたいものを描くことに重点を置いている為、作品を残すことで、実は既に欲求は満たされているのです。そこからさらに先のこととなると、考えたこともない領域となり混乱したのです。

 

 

特別なあの人の為に…

という気持ちで制作する時は、どんなものが欲しいかなと想像しながら作りますが、こんなに単純な話で納得したのでしょうか。

 

あ、もしかしてまたこれも固定概念?

 

 

 

 

”制作した作品には、伝えたい何かを必ず入れ込んで置かなければならない。”

 

 

 

 

 

 

 

そんなこと無いですよね。

評価するのは、見る人自身であり、委ねられていますものね。

 

危ないところでした。

固定概念があると、モヤモヤした気持ちになってしんどいです。解放すると楽になります。

 

 

 

 

 

誰かの期待に応える為に生きていくより、

 

自分を満足させて生きるほうが

 

 

 

よっぽど

わたしらしい。

 

 

 

 

わたしはきっと、

あの時あの一言を言われて良かったのですね。

 

 

 

ブログに気づきを書くことに繋がりましたので。

 

 

 

 

そして、自己満足に飽きたら、

また違う何かを始めるのだと思います。 

 

 

 

今日はこの辺で。それでは、また。